長崎市都市計画課は、4月11日から28日の期間、計画区域の市内10会場において「長崎市立地適正化計画(素案)について」の説明会を開催、私も4月14日西公民館での説明会に出席した。長崎市では、人口減少や高齢化の急速な進展を見据え、20年後(平成47年)の都市を長崎らしい集約(コンパクト)と連携(ネットワーク)の都市の実現に向けて、安全・安心で快適な暮らしが続けられる都市づくりを進めるため、立地適正化計画の策定に取り組んでいる。この「立地適正化計画」は、人口減少・少子化・高齢化が進んでも、暮らしやすい町であり続けるための「みんなでまちを支えるしくみづくり」を示した計画で、新たに区域を定め「ネットワーク型コンパクトシティ長崎」の都市に近づけていく取り組みとなるもの。
立地適正化計画区域内に、バスや路面電車などの公共交通が利用しやすい場所や大型店舗や総合病院などの都市機能が集まっている「都市機能誘導区域」、安全・安心な災害発生の危険性が低い場所や歩いて暮らせる地形的な制約が少ない場所「居住誘導区域」、眺望・通風・採光が良い斜面地や今後発生する空き地を活用して防災性の向上、自然との共生を図る場所「自然共生区域」を設けている。誘導区域のイメージとして、安心して暮らしやすい場所への住み替えを促し、都市機能の集積や人口密度の維持を目指すものとの説明があった。意見交換では、長崎市が目指すまちづくりは理解をするものの、公共交通のあり方、空き家・空き地の税制の考え方、駅周辺の西側ゾーンの活用の仕方、介護施設の接場所などの意見があった。