長崎県・長崎県教育委員会は、2月1日(水)10時10分から長崎ブリックホール国際会議場において人権擁護委員、民生委員児童委員、学校関係者、育成協・子ども会関係者ら100名程が参加して「平成28年度長崎県人権教育中央研修会」を開催した。当日は、9時から第20回同盟生活相談室会議終了後、長崎市育成連からの参加要請を受け、福田中学校青少年育成協議会会長としてブリックホールの研修会に参加したが、顔見知りの人はおらず会場には空席が目立ち、せっかくの企画に対し参加者が少ない気がした。開会式では、主催者より「人口減少が進展している長崎であるが、人と人の繋がりをつくる必要がある。相手を思いやることや、人権施策に対するご支援・ご協力をお願いする」との挨拶があった。
この研修会は、「長崎県人権教育・啓発基本計画」に基づき、同和問題をはじめとする人権問題についての理解を深め、地域における人権についての意識を高めるなど、人権社会の実現に繋がることを目指し開催されている。研修会のテーマは、「認め合い、関わり合い、ともに学びあう社会の創造」とし、3つの講演が準備されていた。講演Ⅰでは、「部落問題の解決に向けた多様なアプローチ」と題し、コアプラス代表理事(一社)の武田緑さんより「部落問題を始めとする差別問題の学習を通じての体験談、仲間・集団づくり、地域・家庭・学校が連携しての支え合いなどについて」聴講した。講演Ⅱ「人権って何?~もう一つの人権の捉え方・守るもの?使うもの?~」、講演Ⅲ「みんながつくる みんなの学校~いつもいっしょがあたりまえ~」は所用のため、聴講できず残念であった。