三菱・フジタ・菱興特定建設工事共同企業体は、さる6月25日(土)11時から100名程が出席して、新西工場建設工事「火入式・内覧会」を行い、7月からの試運転に向けての安全祈願を執り行った。施主挨拶では、田上市長より「公設民営方式で、排ガス、発電、環境に配慮した港・夕日を活かした施設である。プラスチックなど燃やせることで最終埋め立て処分場の延命化も図れる」との挨拶があった。新西工場は、老朽化した一般廃棄物焼却施設の西工場(木鉢3丁目)に変わる新しい焼却施設(神の島3丁目)として建設工事が進み、7月から試運転が開始され10月から本格的に供用開始される。敷地面積は約2万㎡、高さは最高59m、1日当たりの240㌧の処理能力があり、建設工事費は約82億円、展望フロアや屋上緑化など配置されている。
試運転開始の7月からは、青色の袋で捨てていた「プラスチック製品(洗面器、歯ブラシ、DVDなど)、ゴム製品(ゴム手袋、長靴、輪ゴムな)、革製品(ベルト、靴など)が燃やせるごみとして処理できるようになり、分別方法が変更となる。現在の、西工場の跡地活用は、6月中に搬入が終了しその後は施設の閉鎖に向けて内部の清掃等の後片付けを行う。煙突の解体は、このままの状態では老朽化が進み、煙突の維持管理がますます困難となっていくため、早期解体について検討が進められている。地域環境整備は、余熱利用施設と同様に覚書に基づき、公民館・集会所、小榊総合グランド、皇后島、通称「ねずみ島」の整備、プール及び厚生施設の整備等が行われる。今後、運営は長崎西エコクリエイション(株)が行う事になっている。