2016年1月22日(金)世界遺産・観光客受入対策特別委員会報告!

07-02端島炭坑(写真提供長崎市)長崎市議会世界遺産・観光客受入対策特別委員会は、1月18日(月)10時から議会棟会議室において最終会合を開き、特別委員会として「調査報告書(正副委員長案)」を取りまとめた。特別委員会は、昨年6月に設置し「明治日本の産業革命遺産」と「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の市内にある構成資産の調査を行い、本市の観光客受入対策の現状、2つの世界文化遺産登録の進捗状況、世界遺産登録に伴う本市の観光動向の見込み、世界文化遺産登録に伴う観光客受入対策、保全に向けた取り組みなどについて理事者より説明を受けた。私からは、端島(軍艦島)整備基金について、幅広く経済界に寄付を募ってほしい、個人が募金できる「愛の軍艦島募金」のようなものを設置してもらいたいなどの意見・要望を出した。

2007.08.31 世界文化遺産(大浦天主堂)調査報告書では、世界文化遺産登録資産のある」国内の他都市では、観光客の増加が順調に続くところがある一方、一過性に終わるところもあり、継続的に宿泊客に来てもらえるように県と協議し、シミュレーションを行いながら世界遺産と夜景観光とを組み合わせた取り組みをしてほしい。クルーズ船の客がショッピングも兼ねて大浦天主堂やグラバー園に訪れることが出来るような仕組みを作ってほしいなど委員からの要望があった。委員会の提言は、2つの世界遺産の誕生に向け長崎県や関係県市町と連携をとり関連事業を進めるとともに、世界遺産の情報発信は構成資産単体でなく他の構成資産や世界遺産以外の関連も合わせて情報発信を行うこと。保存活用の財源確保のため、経済界や個人からも広く寄付を募る仕組みをつくること。世界遺産と本市独自の歴史や文化、あるいは夜景観光などを組み合わせた観光客受入対策を推進することなど提言を取りまとめた。

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