2014年11月19日(水)長崎駅周辺の「まちづくりシンポジュウム」!

2014.11.16 まちづくりシンポジュウム①長崎県・長崎市・長崎駅周辺連続立体交差事業促進協議会等は、11月16日(日)13時から長崎県美術館2階ホール(出島町)において約120名が参加するなか「第2回長崎駅周辺のまちづくりシンポジュウム」を開催、私も日程を調整しながらシンポジュウムに出席した。このシンポジュウムは、平成34年予定の長崎新幹線開業に伴い、まちなみが大きく変化する長崎駅周辺エリアを対象として、「新しい長崎の玄関口」にふさわしい魅力あるまちなみ景観と機能的な都市空間の創出を図ることを目的に開催された。現在、長崎駅周辺エリアデザイン調整会議(平成26年2月設置)においてデザイン指針の策定、また、新しくなる駅舎や駅前広場、街路などに関するデザインの検討(デザインの基本計画)を長崎駅舎・駅前広場等デザイン検討会議(平成26年4月設置)にて作成されている。
2014.11.16 まちづくりシンポジュウム②長崎駅周辺地区の主な事業は、九州新幹線西九州(長崎)ルート(鉄道・運輸機構 H24認可から概ね10年、総事業費約1,100億円、市負担金約13億円)、JR長崎本線連続立体交差事業(長崎県H21~H32、総事業費約431億円、市負担金約74億円)、長崎駅周辺土地区画整理事業(長崎市H21~H35、総事業費・市負担金約154億円)、都市計画道路大黒町恵美須町線(長崎市H26~H32、総事業費・市負担金約40億円)で、長崎駅周辺地区の将来像を“長崎の港をのぞむ「駅のまち」”~ゆとりとやすらぎのなか、「交流」と「にぎわい」を基軸とした新しい長崎の玄関口の形成~としている。第1部まちづくりの取組報告では、事業概要説明、長崎駅周辺エリアデザイン指針の検討状況について、長崎駅舎・駅前広場等デザイン基本計画の検討状況について、それぞれ報告があった。
2014.11.16 まちづくりシンポジュウム③周辺エリアデザイン指針に携わる尾崎信氏(東京大学大学院助教)は、「駅や駅前広場だけ考えるのではなく、長崎のまちとのつながりをつくりまち全体としての魅力向上を図る。バラバラにデザインしない。ここにしかない場所をつくることが大切」。駅舎・駅前デザインに携わる吉谷崇氏(㈱設計領域代表取締役)は、「駅舎はシンボル性の創出、印象的な空間、呼応するかたちを目指す。水辺と市街地を結び付ける東西の主軸を創り、港へつながる南北の軸を形成する」との検討状況の説明があった。第2部ディスカッションでは、具体的なスケジュールは?新駅舎は現在の位置から西側に約150m離れるためバス停留所までの距離の長さが課題となるが、東西南北に繋げるためには?長崎らしさとは?防災面における対策は?3つの広場のメリットは?等の質問・意見が出された。

タイトルとURLをコピーしました