長崎市・長崎国際観光コンベンション協会・長崎MICE誘致推進協議会は、11月3日(月・祝)18時から長崎市民会館文化ホール(魚の町)において約500名が参加するなか「第2回ながさきMICEフォーラム」を開催しました。現在、長崎市においては、人口減少と少子高齢化に直面するなか、将来にわたり発展していくために「交流人口を増やすこと」で地域経済の活性化を図ろうと、その拠点施設としてMICE施設整備の検討を行っている。MICE(マイス)とは、企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議など(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のことであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称である。
フォーラムでは、第一部として「MICE施設を未来の出島に」のテーマで、田上市長より「歴史、平和、食、おもてなしなど強みを最大限に活かし交流人口を増やしていく。利便性の高いJR長崎駅西側の候補地を購入できるチャンス。MICE施設建設で経済波及効果や産業・学術の発展できる事を挙げ、今が好機。長崎の持つ“交流のDNA”を活かし長崎らしいまちづくりがマイス施設」との必要性が訴えられた。第二部パネルディスカッションでは、「MICEによる長崎活性化の可能性」と題して、宮脇雅俊氏(長崎経済同友会代表幹事)は「1団体1コンベンションの誘致で側面から支援する」、東川勝哉氏(長崎県PTA連合会会長)は「全国大会を運営したが一つの施設に収まらず分散開催となり苦労した」、柴冨田薫氏(コングレ常務取締役)は「長崎には誘致の潜在能力があり、観光産業は優位性がある」との見解が示された。今後、11月10日から24日までの期間、市内35箇所の会場でMICE説明会が開催される。