益田市の調査項目は、「人口拡大計画」「ふるさと再発見事業」「益田市産業振興アクションプログラム2014」「第9次益田市交通安全計画」についてで、主に益田市人口拡大計画の説明を受けましたのでその概要を掲載します。人口拡大計画は、現益田市長が平成24年8月の市長選挙において「人口拡大への挑戦」として政策を掲げ、平成26年2月に人口拡大計画を打ち出したものである。市長の強いリーダーシップのもと、平成22年の人口50,015人から平成32年の人口目標を50,500人と設定、平成26年度から3年間を計画期間としている。人口拡大を「人口の拡大増」「人口の自然増」「交流人口の拡大」と区分し、UIターンを促進する転入増を図る取り組み、産業振興や雇用の創出に努める転出増を図る取り組み、子育てしやすい環境の整備で出生を促す取り組み、健康づくり応援を通じての健康長寿を進める取り組み、観光振興・都市間交流による交流人口拡大のための取り組みなどの事業が行われています。
計画における切り口は、「子育て世代に手厚く」「UIターン大歓迎」「中山間地域を元気に」をキーワードに、親子ターン・若者ターン・定年帰郷など毎年198組の定住を実現すれば50,500人を達成できるとしています。具体的事業は、「地域の魅力を高め、UIターンを促進する施策」として、市外在住者が益田市へ定住することを目的に住宅を新築・改築、中古物件購入または賃貸住宅へ入居する場合に購入費用の10%(補助限度額50万円)を3年間に分割して助成する住まいへの支援。また、定住者の状況や定住先に応じて世帯主が45歳未満の場合や18歳以下の子どもと共に定住する場合などに加算措置が設けられている。魅力ある地域づくりのために、地域自治組織の設立や地域魅力化プロジェクト事業の実施にあたって、総合的支援とその成果を活かすことで「地域の魅力化」を図るため、各地区毎に嘱託職員を採用し、地域魅力化応援隊員として配置して人口拡大に向けての取り組みが進められています。実効性ある施策となるよう注視して行きたい。