大浜自治会・大浜ペーロン保存会は、昨日15日(日)9時から大浜海岸において「大浜自治会ペーロン大会」を開催しました。地域の伝統行事であるペーロン大会を町内の「地域のきずなづくり」と「青少年の健全育成」など地域の活性化を目的に、自治会役員やペーロン保存会のメンバーを中心に毎年開催しています。大会は、波おだやかななかで大浜子ども会や福田育成協の子供達がペーロン体験を行い、青・白・赤に分かれての地区対抗レースで盛り上がりました。また、丸木自治会は、同日11時より福田港の水神様前(波止場)において「川祭りの祭典」を執り行いました。丸木地区は、漁業を中心とした地域でこん日まで、川祭りと称して水神を祭り、海上の安全と大漁を祈りながら伝統行事が継続されています。
前日からの準備、当日の乗船及び後片付けと久しぶりに身体がガタガタになりました。今年は、福田地区から長崎ペーロン選手権(女子の部)に出場予定の女子チームが大会に参加して華を添えていただきました。福田地区のペーロンは、永禄5年(1562年)福田浦に停泊中の明船乗組員が大村藩主大村純忠に貿易を願い出ていた間、小船を下ろして舳部に龍首を飾り競漕したのが福田ペーロンの起こりと伝えられています。農業地区では足洗いと田植のあと慰労を兼ねて豊作を祈り、漁業地区では川祭りと称して水神を祭り海上の安全と大漁を祈り、地域の伝統行事として今日まで受け継がれています。今後とも、地域の繋がりを深めながら子供達にペーロンを継承し伝統行事を守って行かなければなりません。