スポーツ議員連盟のメンバーによる現地調査2日目(15日)は、秋田市で平成19年に開催された「第62回国民体育大会(秋田わか杉国体)」の開催競技会の概要、ソフト・ハード両面の取り組み、国体閉会後の施設の利活用の状況について調査を行ないました。秋田市は、秋田県のほぼ中央に位置し、人口は約32万人(長崎市約44万人)、行政区域面積905.67㎡(長崎市は406.40㎡)、古くから米どころとして名高く、美味しいお酒と秋田美人が多い地域として有名です。秋田市役所は、秋田駅から車で約7分から8分の場所に秋田県庁・裁判所などがある官庁街に位置し、その周辺に八橋運動公園スポーツ施設(陸上競技場、テニスコート、公式野球場、相撲場、球技場、健康広場・第2球技場、多目的グランド、県立体育館)が集積され、秋田市開催競技(10種競技)の国体が開催された場所です。
国体に向けてのハード面を一部紹介すれば、平成12年度から平成18年度に秋田国体を視野に入れ、既存施設の再配置と老朽化に伴う運動施設の整備拡充を含め、八橋運動公園全体の効率的な利用を目的として再整備(総事業費総額約31億円)が行なわれた。主な整備内容は、フィールドの芝生化、メインスタンド・バックスタンドの改修・夜間照明設備の改修、スコアボードの改修、駐車場の改修整備、観客席の改修などを行なった。ソフト面では、国体開催時、市職員766人(全職員の約3割)を動員、ボランティア延べ2,875人が国体運営に協力したとの事です。国体閉会後の施設の利活用状況は、ホームページでの一般公開や大会日程等の周知を行ない、安全・快適に使用できるスポーツ施設として広く市民に利用されているほか、クラブチーム・プロチームのスポーツイベントや平成23年度は全国高等学校総合体育大会会場(サッカー場)として利用されているそうです。また、八橋運動公園全体の施設も見学させて頂きました。