
長崎市議会環境経済委員会は、3月2日から令和7年度一般会計補正予算(第10号)及び令和8年度一般会計予算の審査を行っているので、有害鳥獣対策費1億705万4千円の概要について掲載する。事業概要はイノシシ・シカ等の有害鳥獣による農作物被害や生活環境被害を防止し、市民の安全安心につなげるため、地元農業者や自治会、猟友会等と連携しながら、①防護対策、②捕獲対策、③棲み分け対策(有害鳥獣が出没しにくい環境整備)の対策を実施している。地域と連携した防護柵の設置や捕獲活動の実施により、農作物被害金額は令和元年2,885万5千円から令和6年1,374万9千円(▲52.4%)に減少したものの、市街地周辺の生活環境被害の相談件数は高止まりしている。

このような状況の中で、新規で有害鳥獣対策広域防護柵設置委託費650万円が計上されており、市内全27箇所の候補地を選定し、各年度2から3箇所整備を進めるとしている。質問:令和2年度から6年度にかけて約200㎞の防護柵が設置されているが、従前からの総合計での設置状況はどの程度か?長崎市が設置する防護柵の維持・管理は?ワイヤーメッシュ柵は国の補助を受けて平成20年から設置し、全延長で1,200㎞に達している。広域防護柵整備は土地所有者の合意が前提となり、あらかじめ土地所有者の許可を得て設置する。広域防護柵の見回り・維持管理は地元自治会等に、修繕施行も自治会等に依頼、修繕資材は長崎市が負担するとしている。この予算の中に、鳥獣侵入防止資材の貸与等2,800万円(約24㎞)も含まれている。

