長崎市議会総務委員会副委員長班は、4月16日から18日にかけて千葉県習志野市、石川県金沢市を訪問し行政視察を行っている。4月16日は7時55分発長崎空港リムジンバスに乗車、9時35分発SNA32便にて羽田に、東京駅から新習志野駅へ、視察先の習志野市にある“しおかぜホール茜浜”斎場を視察した。しおかぜホール茜浜の概要は、4市(船橋市・習志野市・八千代市・鎌ヶ谷市)複合事務組合が運営している。規模の異なる式場を4つ完備、各式場の収容人数は第1式場90名、第2式場60名、第3式場90名、第4式場60名となっている。その他、キッズルーム・授乳室、酒類・ジュースを販売する売店など、設備が整っている。火葬炉12基を備えた火葬棟があり、火葬を執り行うことが可能。当施設で火葬を執り行う場合は、斎場の霊安室を利用することができる。
しおかぜホール茜浜の建設事業費は約114億5千万円、令和元年10月開場、告別室と収骨室をユニットとし、火葬の待合室を2階にしている。長崎市の「もみじ谷葬祭場」は、老朽化などが課題となっており、火葬場の建替えを視野に、令和7年度当初予算に調査費1,910万円が計上された。もみじ谷葬祭場は、大正時代から現在地にあり、今の施設は昭和53年12月の全面建替えから46年が経過している。老朽化に加え、遺族らが単独で利用できる告別式や拾骨室がないなど、プライバシー面の課題もある。基本構想によれば、年間の遺体火葬件数は21年度6,227件で、高齢化に伴い増加傾向にある。今から10数年後の35~39年にピークを(年間7千件超)迎えると見込み、新火葬場は35年度までの供用開始を目指している。