福田小学校区コミュニティ連絡協議会自然環境・防災部会は、3月3日(日)10時から長崎サンセットマリーナにおいて「福田地区防火防災訓練」を開催した。この防火防災訓練は、福田地区の住民が一堂に会して火災や災害に備えた訓練を体験することにより、自らが災害に対応する能力を養い、ぼうか・防災意識の高揚を図るとともに、地域住民の連携・協同による共助の体制を構築することを目的に実施された。この防火防災訓練には、福田地区内の防災意識を高めようと、火災や自然災害等で地域住民を守っている地元24分団や婦人防火クラブ、長崎市中央消防署のご協力を得て、地域住民約100名の皆さんが参加された。
サンセットマリーナの会場では、初期消火用具放水体験、救急救命(AED)の取り扱い、防災クイズ・グッズの配布、煙体験ハウス、消化器取り扱いなど、地元消防団員の協力のもと実施された。近年、全国各地で台風や風水害等による被害が多発、本年1月1日には「能登半島地震」が発生し、甚大な災害となっている。長崎県でも昭和57年7月23日の「長崎大水害」、観測史上最大の1時間で187mmを記録、土石流や山崩れなどが各地で多発し、多くの犠牲者と被害をもたらす未曾有の大災害となった。このような自然災害による被害を最小限に抑えるためには、日頃から防災・減災意識を高める必要がある。「災害は忘れた頃にやって来る」、安全な避難ルートを確認しておきましょう。