肌寒さを感じながらも桜の開花を迎える時期、長崎市立福田中学校(山鹿義弘校長)は3月14日(火)10時から同校体育館において、来賓として4年振りに「令和4年度第69回卒業証書授与式」に出席し、山鹿校長先生から67名のひとり一人に卒業証書が授与された。その後、山鹿校長先生より「義務教育の終了を終え感慨深いものがあったと思う。新型コロナに翻弄された3年間であったが、逆風の中でも逞しく育ってくれた。これから失敗もあるが、そこから何かを学び前に進み、セカンドステージに生かしてほしい。故郷である長崎市や福田地区を誇りに思い、次のステージに舞い上がってほしい」との式辞が述べられた。コロナ対策で来賓・保護者らはマスク着用、卒業生のみマスク未着用で式典は執り行われた。
来賓挨拶は、コロナの影響もあり、田上市長・松田育友会長のメッセージが配布された。送ることばでは、在校生代表の山崎君より「体育大会ではコロナ制限がある中でも、集団の動きが輝いていた。部活動においては厳しくとも優しく教えて頂いた。ピースボランティアや感動を与えた合唱コンクールなど、福田の伝統を引き継いで行く」、卒業生代表の吉永さんより「不安と期待を持って入学したが、マスク着用の3年間となった。臨時休校も経験、当たり前の生活がどれだけ幸せかを感じた。修学旅行は何度も変更になったものの、ハウステンボスのイルミネーションは忘れることはない。大切な仲間、先生、お父さん・お母さん有り難う」と門出のことばが述べられ、胸にジーンと来るものがあった。福田中学校での卒業証書授与は、通算で8,314人に渡されている。