2022年年7月25日(月)「歴史の景勝地偕楽園」!

観光客誘致・受入対策特別委員会は7月22日茨城県水戸市を訪問、水戸観光コンベンション協会で水戸市の観光施策について調査を行い、日本三大名園(兼六園、後楽園、偕楽園)の一つである偕楽園を視察した。偕楽園は日本庭園で、国の史跡及び名勝に指定され水戸市内の文化財のひとつ、同園内には徳川斉昭公の別荘「好文亭」もある。水戸藩第9代藩主徳川斉昭公は、1833年(天正4年)藩内一巡後、千波湖に臨む高台(七面山)を藩内随一の景勝地として造園を決め、1842年(天歩13年)開園した。

偕楽園の名称は、斉昭自らにより「偕楽園」と名付けられ、「偕楽」とは中国古典である「孟子」の「古の人は民と偕に楽しむ、故に能く楽しむなり」という一節から採用されている。斉昭の揮毫「偕楽記」では、「是れ余が衆と楽しみを同じくするの意なり」と述べられ、江戸時代当初から毎月「三」と「八」が付く日には領民に開放されていたという。偕楽園には、100種3,000本の梅が植えられ、早春には観光客でにぎわう。斉昭は偕楽園と弘道館に数多くの梅を植えた理由として、軍事や飢饉の際の非常食となることから実用を重んじ、他にも弓矢として使用する孟宗竹林や矢竹、杉、萩なども植えられていた。

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