前日に続き、総務委員会所管事項調査の「令和3年度指定管理者制度の状況」について概要を掲載する。例えば、長崎のもざき恐竜パーク全体の長崎市の評価は、指定管理期間開始日の令和3年7月1日から10月29日のオープンまでの間、ホームページの作成、商業施設やメディア等でのプロモーション、オープニングセレモニー等を実施し、大きな混乱もなく運営している。新型コロナ対策においても、入館の事前予約制を採用、入場制限を行うなど評価でき、加えて地域団体である(一社)野母崎産業活性化協会を支援し、地域活性化にも貢献している。オープン初年度の業務多忙により、報告書の遅れがあったので、次年度以降は提出期限を守るようにとの指摘があった。
次に、恐竜博物館は、入館者数が令和3年度目標の57,000人を大きく上回る102,842人となったことは、ガイドツアーの実施やオンライン予約システムの構築など、利用者へのサービス向上策が奏功したと評価されている。今後も、企画展の実施や情報発信の強化などにより、利用者増加及び満足度向上に繋げてほしいとしている。野母崎文化センター、軍艦島資料館は新型コロナ感染症の影響により、指定管理者が目標にしていた利用者数には届かなかったが、指定管理後の前年度同期と(10月29日から3月31日)比較すると大幅に増加している。水仙の丘やインフォメーション、庭球場等の施設管理は概ね事業計画どおり実施されていたとの報告があった。