長崎市議会総務委員会は、6月15日長崎市新庁舎建設に関わる工事の請負契約の締結について(新庁舎建設内装ユニット工事、新庁舎建設議場設備ほか工事)、審査を行い承認した。長崎市新庁舎は、「長崎市新庁舎建設基本計画」(平成28年11月改定)で掲げた「新庁舎の目指すべき姿と基本方針」や「新庁舎の整備方針」等に基づき、建設が進められている。その概要は、敷地面積6,710.30㎡、建物4,022.69㎡、延べ面積51,747.69㎡(駐車場等を除く庁舎機能の面積:46,228㎡)、構造地上19階・地下1階、最高の高さ90.86m、総事業費約246億円。現在の工事進捗状況は、これまでに仮設土留工(H鋼とアンカー、矢板で周囲の土の崩壊を抑え)、地下掘削工(地下(約10mまで大型重機で掘削)、基礎工、地下駐車場、免振層等の地下躯体工事が完了し,令和2年10月末から地上の躯体工事に着手している。令和3年6月までに1階から9階の躯体工事が概ね完了している。(5月末時点、工事進捗率44.2%)
今後の新庁舎建設工事は、躯体工事から外装工事(低層部~高層部)、内装・設備工事と進み、令和4年4月から躯体工事(上棟)、6階電気室受電、令和4年8月に19階電気室受電、設備試運転調整、令和4年11月法令検査、竣工となり、閉庁時に外構・植栽工事は外部足場解体後の着手となるため暫定供用となり、業務移転は年末年始を含め令和5年1月中を予定している。また、周辺道路工事は、「北(旧長崎警察署側)」「西(市役所別館側)」側は改良範囲が概ね新庁舎建設地の外のため優先的に着手している。「東(魚の町公園側)」側は道路改良と魚の町公園の整備が進められ、「南」側は無電柱化の工事や令和5年10月完成予定で道路改良工事が行われる。今後発注される工事予定は、情報ネットワーク工事、電気工事、外構・植栽工事が予定されている。