クルーズ船の九州への寄港回数が減少している。これまで全体の8割以上を占めてきた中国発着便の価格競争が年々激化していて、利幅が薄くなった中国発着便を避け、海外のほかのルートへシフトする船会社が増えていると報道されている。2018年上半期の九州へのクルーズ船の寄港回数は、前年同期と比べて15%減り455回となって、昨年12月以降は九州への寄港回数が毎月減少し、半年たってもこの傾向に歯止めがかからない。長崎港への寄港回数は、平成27年131回、平成28年197回、平成29年267回と連続して増加したが、昨年8月15日時点では165回、本年8月15日時点で145回と昨年から12%減少している。(写真は本年145回目となったマジェスティック・プリンス)