長崎市平成30年度一般会計当初予算の主な新規事業は、経済的理由で高校に通えない生徒に1人当たり6万3,200円を給付する入学給付金制度の創設に2,591万円、学生のUIJターン促進に向けて福岡都市圏を対象に企業研究会などを開催する費用として1,656万円、市立仁田佐古小の新校舎建設予定地で見つかった「小島養生所」などの展示室整備費に3,800万円、多種多用の化石が長崎半島から発見されており、調査研究、資料の収集、展示などするため恐竜博物館整備費に1億3,280万円、平和記念像補修費に1,500万円など。長崎駅周辺関係では、九州新幹線西九州ルートの建設費一部負担金5億4,430万円、国際文化観光都市長崎の玄関口にふさわしい都市拠点の形成を目的に長崎駅周辺の土地区画整理事業費に約9億5,000万円、長崎駅中央通リ線の道路整備に2億900万円、長崎県が行うJR長崎本線連続立体交差事業の負担金として15億3,150万円が計上されている。
まちづくり関係では、新大工地区の市街地再開発事業を支援する市街化再開発事業費(新大工地区)に8億5,960万円、「環長崎港夜間景観向上基本計画」で設定している夜間景観向上重点エリア10エリアのうち、西坂・諏訪の森、中島川・寺町、春雨通リエリア及び斜面市街地において公共施設や街路等の照明設計費に5,370万円、夜間景観向上重点エリア10エリアのうち東山手・南山手、館内・新地、平和公園エリア及び斜面市街地の照明整備を行う夜間景観整備費に3億8,500万円、景観まちづくり刷新事業費として南山手地区に2,000万円、まちなか地区に2,000万円、稲佐山地区に4,300万円、平和公園地区に7,150万円、唐人屋敷地区に1.200万円など上がっている。なお、JR長崎駅西側に計画している交流拠点施設(MICE)の優先交渉権者の構成企業だった企業が参加資格を失ったため、当初予算案への施設整備費71億3,740万円の計上は見送られた。