甚大な被害を出した、東日本大震災から6年を迎えた。巨大津波が人と街をのみ込む光景、原発事故で故郷を離れる人々の姿、瓦礫に埋もれた街など、あの3.11東日本大震災を忘れてはならない。3月10日現在の警察庁のまとめでは、沿岸部に押し寄せた巨大津波などによる死者は1万5,893人、行方不明2,553人、岩手・宮城・福島の3県42市町村の住宅再建率は75%と報じられている。国は被災地に寄り添って、今後とも一つひとつの課題をクリアして復興に全力を尽くしてほしい。時間の経過とともに、被災地への関心が薄れがちになるが決して忘れてはならない。大震災を契機に、地域では自主防災組織の結成や防災マップづくりも行われている。過去の災害の教訓を活かし、普段からの備えと防災・減災の意識を持ち続けなければならない。