8月23日(現地時間)の行動は、8時30分アバディーン市のホテルから専用車でエディンバラ市に向かって移動、粋なはからいなのか?要望があったのか?よく分からないが・・・トイレタイムの場所は、全英オープンで有名な世界最古のゴルフ場「セント・アンドリュースオールドコース」ゴルフの聖地とも呼ばれている場所であった。トイレは有料であったが素晴らしい光景を拝見させてもらった。約4時間の道中を経て、エディンバラ市のホテル(The Glasshouse)に到着。同ホテルの入口には、赤ジュウタンが敷かれスコットランドラグビー協会(Scottish Rugby Union)の役員が出迎えてくれた。一旦荷物をホテルに預け、スコットランドラグビー協会(SRU)の歓迎レセプション(13時~14時15分)に出席し昼食をとった。
また、道中においてスコットランド・エディバラ近郊のフォース湾に架かる「鉄道橋」を拝見、全長2530m(最大支柱間521m)のカンチレバートラス橋で、1890年に完成したとガイドより説明があった。このフォース鉄道橋は、2015年に明治日本の産業革命遺産と同様に、世界文化遺産に登録されている。126年前の工事管理・技術力などに頭が下がるばかりである。エディンバラ市は、イギリス連合国の一員になるまでのスコットランドの首都。エディンバラとは、「斜面に立つ城砦」という意味で、スコットランドを象徴するエディンバラ城(軍事拠点)が立っている。城のふもとには、石畳の道や石造りの建物など中世エディンバラそのままの街並みが残っており、オールドタウン(旧市街地)は、これまた世界文化遺産に登録されている。ガイドによれば、坂の街・お祭りの街と呼んでいた。
昼食後は、ジョージワトソンカレッジラグビースタジアムにおいて、日本対スコットランドのU15交流試合を観戦(15時~16時30分)。体力の差は歴然としているなかで、長崎選抜はチームワークで先制トライを決め序盤は善戦していたが、中盤から後半にかけてスコットランド選抜からトライを決められ惜敗した。しかしながら、この経験は選手にとって忘れるものではなく、これを糧として大きく成長していくものと思っている。この交流試合に松永総領事も観戦、17時から在エディンバラ日本国総領事館において総領事主催のレセプション(夕食会)に出席した。総領事館では、長崎からの訪問団のために特別に寿司・焼きそばなど日本料理も準備されており、異国の地で食する日本料理に改めて感謝・感激した。
8月23日(現地時間)の最終スケジールは、SRU招待の「エディンバラ・ミリタリー・タトゥー」の視察(21時~11時)となった。ミリタリー・タトゥーは、1950年より65年もの間休演することなくエディンバラ城で毎年開催されているお祭り。スコットランド伝統のキルトを着た軍楽隊によるバグパイプパフォーマンスの他、他国の軍楽隊も参加している。子ども達によるバイクのアクロバットショー、エディンバラ城をバックにした光の演出、華麗なダンス、打ち上げ花火など、光と音楽の壮大な演出に地元市民のみならず、毎年20万人以上の観光客が世界各国から集まる人気イベントである。急傾斜の仮設スタンドは、満員の状態で身動きがとりにくく、パフォーマンスが終わるたびに、大きな拍手と声援が送られていた。