環境経済委員会視察3日目(4月21日)は、宮城県塩竃(塩釜)市役所において「塩竃の水産」「塩竃市魚市場及び水産加工業の被害状況について」説明を受け、その後、魚肉練製品工場の水野水産株式会社を訪問した。塩釜港は、世界三界漁場の一つ三陸沖漁場を抱え、古くから日本屈指のまぐろの水揚げ港として栄え、目の前には日本三景「松島」が広がっている。平成23年3月11日、東日本大震災によって甚大な被害を受け、塩釜港周辺の幹線道路は復旧しているが、港内の海岸部においては嵩上げされた防波堤工事が進められていた。被災した主要漁港の復旧が進むなか、塩竃市魚市場の水揚は被災前には100億円前後で推移していたが、平成26年度では84億円と減少している。