富士政治大学校高志会メンバーは、1月18日・19日にかけて長崎市において25名が参加して富士政治大学校「地域活性化セミナー」を開催した。今回のセミナーは、昨年7月に「明治日本の産業革命遺産 製鉄、製鋼、造船、石炭産業」(本県など8県の23施設)が世界文化遺産に登録されたことを機に、構成資産が多い長崎の地で開かれた。昨日(18日)13時に長崎駅かもめ広場に集合としていたが、あいにくの悪天候でダイヤは乱れ6名が集合時間に到着出来ず、お互い連絡を取りながら、先ずは産業革命遺産がある三菱重工長崎造船所の構成資産の現地調査を行った。
長崎市の構成資産(8資産)は、三菱長崎造船所関連施設の第三船渠、旧木型場(資料館)、占勝閣、ジャイアント・カンチレバークレーン、小菅修船場跡の5資産と長崎市保有の軍艦島(端島炭鉱)、高島炭鉱、旧グラバー住宅の3資産となっている。長崎造船所の第三船渠・占勝閣、ジャイアント・カンチレバークレーンは非公開のため車窓からの見学となり、その後、三菱の歴史を伝える長崎造船所最古の建造物である旧木型場(資料館)を視察した。旧木型場は、1898年に鋳物製品の需要増大に対応して建設され、1985年三菱資料館として改装され、日本最古の工作機械「竪削盤」を展示するなど一般公開されている。