平成26年第4回長崎市議会定例会は、9月10日に開会し10月1日までの22日間の日程で開催された。一般会計補正予算は、計上した約29億3,400万円から用地取得費の一部に充てる予定だった、財政調整基金からの繰り入れ分を減額し約15億5,200万円となった。特別会計補正予算は、長崎市がJR長崎駅西側で検討しているMICE施設（コンベンション施設）整備のため、JR貨物から用地2万662平方㍍を先行取得費68億円について、「大型事業が山積している本市の財政負担に対する不安を払拭できず、利用者数や経済効果も不透明で明確な確証がない」などとして用地取得に反対の討論が行なわれ、採決では2人が退席し、反対31、賛成6の反対多数で否決された。
条例改正では、子ども・子育て支援制度の実施のため「長崎市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例」「長崎市幼保連携型認定こども園の学級の編成、職員、設備及び運営に関する基準を定める条例」等9件を可決した。議員提出議案は、手話の普及や研究環境の整備を目的とした「手話言語法制定を求める意見書について」を可決、集団的自衛権の行使に関する請願、政府に「集団的自衛権行使の容認に関する意見書」の提出を求める請願2件は、反対33、賛成６の反対多数で不採択となった。また、開会中に上程されていた一般会計や特別会計などの平成25年度決算15議案は、常任委員会に閉会中の審査を付託した。
2014年10月3日（金）長崎市議会「第4回定例会」閉会！
備忘録