長崎市議会環境経済委員会は9月2日に開かれ、JR長崎駅西側に建設を検討している国際会議や見本市などを開催する「MICE(マイス)施設整備」について、延べ床面積を従来計画の4万2680㎡から約2割削減した3万3230㎡にする縮減案を提示しました。従来計画の施設は、9階建てで5,000人収容のメーンホールと3,000人が着席できる会議室を備え、建設費を約144億円と想定していた。縮減案の施設は、5階建てで収容人数は変えずメーンホール・展示ホール・多目的ホールの天井の高さを低くし、展示ホール・多目的ホールは移動間仕切りで2室以上に分割、企業誘致のためのオフィス等の経済活性化施設のスペースを廃止する。建設費は、資材高騰も含め約133億円を見込み、経済波及効果の試算は、年間約59万人、総消費額は約81億円、経済波及効果は約140億円で変わりないという。今後、9月議会で土地取得費の予算が計上され審査される。(写真は議会事務局提供)