東京視察の19日は、明治29年(1896)に完成した三菱創設者・岩崎家本邸を視察しました。江戸期に越後藩高田藩・榊原氏、明治初期には旧舞鶴藩・牧野氏などの屋敷であった岩崎邸、往時は1万5,000坪余りの敷地に20棟もの建物が並んでいたそうです。第二次世界大戦後、国有財産となり平成6年に文化庁の所管となり平成13年東京都の管理となった。現存する3棟のうちの1棟が木造2階建・地下室付きの洋館で、本格的な洋風建築であり明治期の上層階級の邸宅を代表する西洋木造建築である。広大な庭に芝を張り、庭石・灯籠・築山が設けられ近代庭園の初期の形を残している庭園で重要文化財に指定されています。東京に行かれた折は、是非立ち寄っては如何でしょうか。