核兵器禁止平和建設国民会議(核禁会議)は、昨日16日(水)14時から長崎市平和公園において、核禁会議役員や各級議員、来賓等を中心に「樹木寄贈に伴う植樹式」を行いました。核禁会議は、①いかなる国の核兵器にも反対②特定の政治勢力からの支配介入の排除③人道主義に基づく活動を基本方針として核兵器廃絶の取り組み、被爆者への支援活動、原子力の平和利用の推進を目指しています。1969年(昭和44年)8月、核禁会議の呼びかけによる国民カンパで「平和の泉」を建設し長崎市に寄贈、同年8月6日“平和の森”の建設をはじめる最初の植樹として、核禁会議から“山桃の樹”を「平和の木」と命名して慰霊植樹式が行われています。(写真は、前回平和の泉付近に植樹された山桃の樹、現在大きく育っている)
植樹式の前に全員で被爆者の御霊に黙祷をささげ、その後、核禁長崎議長の川村力より「核兵器廃絶に向け長崎から平和を発信しよう」、核禁会議議長の丸尾直美より「鎮魂のために植樹されることに意義がある」、長崎市田上市長より「平和の泉はシンボルになっている、山桃の樹もシンボルとなるよう願う」とそれぞれ挨拶が行われました。「土かけの儀」では、来賓の皆様をはじめ、地元核禁役員代表によって核禁会議結成50周年記念事業の一環として平和公園(平和の泉横)付近に5本の“山桃の樹”が植樹されました。“山桃の樹”は、花が咲き、実がなり、この実に鳩や小鳥がさえずり、たわむれる平和の憩いの森になることを祈って植えられたものです。