訪問団4日目、8月26日(木)今日の朝食は昨日よりも早く6時30分、ホテル出発は8時30分。午前中は上海万国博覧会見学、午後からは上海見学、夕方はオプショナルツアーとなりました。上海万国博覧会は、5月1日から10月31日までの半年間開催されています。会場は上海市を流れる黄浦江(こうほこう)の両岸にあり、総面積は328ヘクタールもの広さ、参加国は242の国・国際機関が出展、過去最大の規模と過去最大の入場者(約7000万人)が見込まれています。当然、会場が広いため各パビリオンを観覧するのはごく一部の箇所となりました。(私は入場待ちの少ない朝鮮民主主義人民共和国館、イラン館等見学しました)人気のパビリオン会場は、長蛇の列となり数時間待たなければならい状況です。暑さ、日差し対策の帽子等は持参していなかったため、ゴルフ帽を中国元20元(約300円)にて購入しました。
また、辛亥革命(1911年)により清朝の皇帝支配に終止符を打ち、「中国革命の父」と称される孫文。そして孫文を物心両面で支えた長崎出身の実業家梅屋庄吉。二人の盟友関係を紹介する、日本館の特別コーナーで開催されている「孫文と梅屋庄吉展~温故創新~」友情の歴史を見学する事が出来ました。
午後からは、上海市内の「都市の中にある山水」と呼ばれる豫園(よえん)の視察を行いました。さすがに真夏日であり、暑さと人の多さで疲れも少し出て来ましたので、現地添乗員の案内で特産品の専門店(お茶)で休憩をとる事にしました。休憩場所ではお茶の美味しい飲み方の話があり、その後販売コーナーに案内されました。さすがに観光客相手の商売上手に感心しました。
今回唯一のフリータイムである夕方は、世界的にも有名な上海雑技のサーカスの鑑賞ともっとも上海らしい輝きを見せるライトアップされた黄浦江(こうほこう)のクルージングを選択しました。雑技はハラハラ・ドキドキ、危険と隣り合わせの技が次々に披露され、会場からは大きな拍手・声援が飛び交いました。クルージングの前に集中的な通り雨に出合い出港が危ぶまれましたが、なんとか上海の夜を楽しむ事が出来ました。連日ホテル帰着は遅く、明日は最終日(移動日)となります。