さる5月19日元船町付近を走行中、長崎県庁尾上岸壁にスーパーヨットが係留されていた。そのヨットを撮影しようと思い、旭町岸壁付近に移動している時に、ヨットは出島岸壁に移動し、20日には尾上岸壁に戻っていた。スーパーヨットの長崎入港は珍しく、長崎帆船まつりの時に見かける程度。さる2月議会で質疑を行った「海を活かした観光振興」の中で、メガヨットの寄港誘致など質問したことを思い出したので若干触れる。市の見解は、個人所有の超大型クルーザー、いわゆるメガヨットの寄港誘致は、受け入れの手続きや係留に適した港湾環境など、クルーズ客船とは異なる受入態勢が必要となる。国では、令和3年度に入港等の際に必要となる出入国管理や税関の手続きの簡素化が、令和4年度策定された「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくりアクションプラン」でも、環境整備の具体的方策を検討するとしている。
また、世界的な超富裕層がターゲットとなるメガヨットの誘致は、港湾施設を管理する長崎県と連携し、国の動向やニーズの把握など研究に努め、今後とも長崎港の強みを生かし誘致活動に取組むとの見解が示された。クルーズ船寄港やスーパーヨットの寄港は、観光や食事、給油などで経済波及効果が期待でき、長崎港の活性化にもつながる。5月19日寄港した“ブルー・ドリーム・メロディ”船籍はリベリア、総㌧数42,289㌧、全長202.85㍍、旅客定員1,266人、乗組員数369人、韓国(済州島)から長崎(出島)へ、そして上海に向かう。中国・上海に本拠を置く新興船社のブルードリームクルーズが運行、2025年10月4日までに26回長崎港に寄港を予定している。