長崎市社会福祉協議会福田支部(黒田唯介支部長)は、11月8日福田地区公民館において65歳以上の単身者を対象に「福田地区ふれあい食事会」を開催した。社協福田支部では、地域に適応した福祉活動を行い、地域ぐるみで住み良い町づくりに努めながら、昭和60年5月より「ふれあい食事サービス」が継続され、39年目を迎えている。ふれあい食事会は、社協福田支部の役員・評議員並びに食事サービスボランティアを中心に準備が進められ、毎月(8月・1月除く)第2金曜日に実施されている。今回のメニューも季節に合わせ、サツマイモの天ぷら、から揚げ、だご汁、酢の物など、いつも美味しい料理が提供されている。(写真は昼食後の、食事ボランティアによる童謡を全員で合唱)
食事サービスは、福田地区内の一人暮らしの高齢者約60名を対象に、コロナ禍で中止はあったものの、本年5月からは従来の姿に戻っている。食事会の後は、西部包括支援センターの内野さんより「成年後見制度と成年後見登記制度について」の説明があった。参加者は「一人暮らしの高齢者」、成年後見制度とは認知症や知的障害・精神障害などの理由により判断力が不十分な方を支援する制度で、財産の管理、介護・福祉サービスの手続きの支援をしたり、悪徳商法から身を守ってくれたりと法的に暮らしを支援するもの。財産を守り、安心して生活できるように法律に基づいて支援してくれる人を「成年後見人」との説明があった。金銭の管理、制度の利用、将来への不安など、困りごとの相談は長崎市権利擁護・成年後見支援センター(電話095-894-4500)に相談してほしいと呼びかけた。