2022年11月11日(金)「議員だより配布の途中に②」!

11月8日の備忘録に続き、「井上重久だより」配布の途中に立ち寄った「国史跡出島」「観光丸」など掲載する。長崎市の出島(史跡名・出島和蘭商館跡)は、1922(大正11)年10月12日の国史跡指定から100年を迎えた。出島は江戸時代初期の1636年、長崎湾に築造された人工島で、1641年にオランダ商館が平戸から移転して以来、幕末の1859年の同商館廃止まで218年間、国内唯一の西洋との貿易窓口だった。現在の出島は、1951年に出島の復元整備事業が始まり、出島があった敷地内の公有地整備、民有地の公有化を推進、1996年の復元整備計画策定から3期16棟に及ぶ復元建造物の建設を経て、2017年の出島表門橋の開通で、長崎の歴史を象徴する存在感となり、多くの人が訪れる観光地となっている。

次は、元船町周辺の支援団体に井上重久だよりを持参、途中の大波止桟橋に係留されている「観光丸」を撮影した。観光丸は、1853年にオランダで完成した全長約66m・排水量約730トンの船、1855年から長崎海運伝習所の練習艦として江戸幕府に寄贈された。観光丸と命名したのは、当時の長崎海軍伝習所長を務めていた永井尚志で、中国古典の易経にある「観国の光・・・」から引用されたとされ、「外国の文化を学ぶ(観る)ための船」という意味があると言われている。現在の観光丸は、1876年にオランダのアムステルダム海事博物館にあった観光丸の設計図を基に、当時の姿をそのまま再現して復元・建造されたもので、復元された観光丸は動力エンジンで航行できる。長崎港に浮かぶ復元船(観光丸)は、勝海舟や坂本龍馬らが長崎海軍伝習所で操船術を学んだ歴史を伝えている。(井上重久だより配布は11月9日に完了)

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