2022年2月24日(木)「施政方針概要(その2)」!

前日に続き、長崎市施政方針の令和4年度の主な取り組み概要を、第5次総合計画の体系に沿って掲載する。①独自の歴史・文化を活かし、多様な交流と満足を生み出すまちについて、長崎市では昨年秋に長崎のもざき恐竜パークと出島メッセ長崎が開業し、秋には西九州新幹線が開業するなど、新たな訪問客を迎え入れるチャンスの時期を迎えている。チャンスを逃がさず、交流を広げ、まちの活力に変えていくため、観光地域づくりの舵取り役であるDMOと役割分担し、観光・MICEの振興を図る。②平和を愛し、平和の文化を育むまちについて、被爆100年を見据え策定した「PEACE100アクション」では、被爆の記録と記憶を未来につなぐ、平和について考え行動する人を増やすことを基本方針に掲げ、若い世代にも共感を得られるような、時代に応じた伝え方を取り入れ取り組みを進める。③人や企業に選ばれ、産業が進化し続けるまちについて、社会の変化に対応する企業等の動きを捉え、金融機関や大学等と連携し、時代にあった支援を行うことで、産業の進化を支え、担い手となる人や企業を長崎に呼び込むため、移住支援や企業誘致等に取り組む。

④昨年3月、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ長崎」を宣言した。地域や事業者、未来を生きる若者や子どもたちなど、あらゆる人々が自分事として捉え、脱炭素に向けたライフスタイルへの転換や再生可能エネルギー活用の推進などに取り組む。⑤だれもが安全安心で快適に暮らし続けられるまちについて、「長崎都心まちづくり構想」を策定し、公共交通の維持を含むネットワークの形成を進め、あらゆる世代が暮らしやすい住環境づくり、人口減少や高齢化が進んでも、安全安心で快適に暮らし続けられる「ネットワーク型コンパクトシティ長崎」の実現を目指す。⑥みんなで支え合い、だれもが健康にいきいきと暮らせるまち。⑦未来を創る人を育み、だれもが学び、楽しみ続けられるまち。⑧参画と協働によるまちづくりと確かな行政経営を進めるまちづくりを進める。長崎のまちは100年に一度とも言える大きな進化を迎えている。新庁舎の移転、デジタル技術の進歩、脱炭素社会の実現に向けた動き、多様な主体によるまちづくりの進展など変化しており、これまで培われてきた長崎の個性を活かしながら変えていくとの施政方針演説があった。

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