2020年8月16日(日)「故人を偲び精霊流し」!

長崎市内では、昨日(15日)夕方から初盆を迎えた家族らが、盆提灯や造花などで飾られた精霊船(しょうろうぶね)に、故人の霊を乗せて極楽浄土へ送り出す長崎の伝統行事「精霊流し」が行われ、爆竹やかねの音がにぎやかになり響いていた。長崎市内のお盆は、他県で見られない特徴があり、墓前でする花火、大量の爆竹を鳴らし賑やかに故人を送る「精霊流し」など、長崎の夏の風物詩となっている。爆竹の音は、「魔界との関係を音によって断ち、大きな音で渇を入れこの世との未練を断たせる」と言われている。県内では、警察の通行許可が必要な全長2m以上の精霊船は全体で522隻(前年852隻)、そのうち長崎市は333隻(前年424隻)を占めた。今年は新型コロナの影響で、精霊船は前年より2割減少し小型となり、担ぎ手や見物客、警備にあたる警察官らはマスク着用やフェースシールドでコロナ感染防止を図っていた。(写真は飽の浦町付近の精霊流し)

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