清水・西海・長崎工建特定建設工事共同企業体(代表者清水建設)は、8月27日(火)10時から長崎市が旧公会堂跡地(魚の町)に整備する新市庁舎建設工事に伴い、市や県、工事関係者ら約100人が出席し「起工式」を執り行い、神事で工事の安全祈願を行った。田上市長は、「関連する部署の横の連携を図るとし、現市庁舎に不足する機能を充実させ、より質の高い行政サービスを提供していく」、建設工事共同企業体の代表は「安全に最高品質の建物の完成を目指し、全力を尽くしていく」との挨拶があった。
新市庁舎建設の概要は、敷地の北側は行政機能を担う高層棟(19階)と、南側は市民窓口や議会が入り交流の場となる低層棟(4階)からなり、地下1階に駐車場約150台を備え、総事業費は約264億円、2022年度に完成する予定となっている。現在、7ヵ所に分散している庁舎を新庁舎に集約、1階には転入や転出、結婚や出征など身近な手続きや相談ができる総合窓口、2階にはキッズスペースを設けた子育て関連の窓口、3階、4階に税金や生活保護などの専門的な窓口をそれぞれ置く予定。5階には市議会議場や委員会室が設置され、6階から18階は機械室や各部署の執務室が入り、19階は展望フロアとなり、新庁舎は防災拠点施設としての役割も担う。