長崎市議会環境経済委員会は6月20日、長崎市がJR長崎駅西側で計画している交流拠点施設(MICE)を含む整備事業費71億2,240万円の予算案を巡り、ジャパネットホールディングス(佐世保市)が幸町の三菱重工業工場跡地を開発しサッカースタジアムやホテルなどを検討しているなか、高田社長が参考人として出席し、スタジアム構想についての説明を受けた。それぞれの質疑のなかで、高田社長は「幸町開発に伴う採算面を考えると、スタジアムをコンサートも開けるように整備し稼働率を上げることが最優先」とし、それができれば「アリーナはなくてもいい」とも述べた。MICE施設との機能重複については、重なる部分も補完できる部分もあり、長崎市とアイデアを出し合い素晴らしいまちにしたいと語った。予算案審査では、施設の利用者数や料金設定、フルコスト収支試算、MICE誘致体制についてなど質疑が行われ、本日の委員会で討論採決が行われる。