稲佐警察署(杉本正彦署長)は、4月26日(木)13時30分から同署において稲佐警察署管内の福田地区自治会連合会(川原勇会長)に対して、犯罪なく3ば運動(稲佐よくし隊)推進モデル地区並びに福田地区高齢社会総合対策重点地区に指定し、「指定書及び委嘱状交付式」を執り行った。交付式では、杉本署長より「犯罪なく3ば運動は平成25年から県民の自主防犯意識向上に向けた県民運動として実施されている。稲佐よくし隊運動は平成23年から稲佐警察署管内で取り組みが進められ犯罪を減らすとともに、地域全体で高齢者の安心・安全を守るという機運を醸成する趣旨で取り組みが行われている」との挨拶の後、川原連合会長に指定書が交付され、7名の自治会長に対し「福田地区高齢社会総合対策推進委員」として委嘱状が交付された。
犯罪なく3ば運動の骨子は、乗物や住宅等には必ず鍵をかけるという施錠意識の高揚を目的に「カギかけんば運動」、地域における連帯感や絆の醸成・規範意識の向上を目的に「ひと声かけんば運動」、犯罪の起きにくい社会づくりを目的に「見守りせんば運動」とし、取り組みが推進されている。稲佐警察署管内の刑法犯罪認知件数は、平成29年87件(前年比-6件)と平成25年から4年連続で減少している。高齢社会総合対策重点推進地区は、高齢者の割合、高齢に係る事件・事故発生状況等から総合的に判断して、犯罪を一つでも減らす地区として指定され、活動組織の編成を行い推進責任者及び推進委員を中心とした活動を行う。具体的活動としては、各種犯罪の検挙活動の推進、交通事故抑止のための各種施策の推進、各種災害対策の推進など取り組みが進められる。