連合長崎(宮崎辰弥会長)は、1月10日(木)12時30分から市役所西側広場において「アジア・アフリカ支援米の発送式」を執り行った。アジア・アフリカ支援米運動は、日本でつくった米を飢餓地域に対して支援米として贈るものであるが、単に支援するものでなく、休耕田を利用して日本の水田農業を守る活動としている。連合長崎は、1996年の「カンパ運動」、1997年からの「支援田」での取り組みを行い、組合員によって6月に田植えを行い10月に稲刈りをし、アジア・アフリカで食料不足で苦しんでいる人たちの支援を行っており、今回で23回目の発送となった。
発送式で宮崎会長は、「県内8地区で収穫した支援米とあわせカンパで購入した米3,000㎏を発送する。国内でも子ども7人に1人が貧困とされていることから、県内の子ども食堂へも支援を行い、今後は子どもたちに田植えや稲刈りにも参加してもらい交流を深めていきたい。ひとり一人の力は小さいが、飢えと貧困がなくなるまで運動を進めていきたい」との挨拶があった。長崎から発送した支援米は、全国各地から送られた支援米とともに東京に集められカンボジア・アフリカに輸送される。これまでの連合長崎の支援米輸送累計は約7,000㎏となっている。