2016年2月5日(金)ショッキング「教会群推薦取り下げへ」!

2016.1.18 国宝「大浦天主堂」ショッキングなニュースが飛び込んできた。2年連続の世界文化遺産登録を目指している「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(本県、熊本県の14資産)について、政府が推薦をいったん取り下げる方向であることが昨日(4日)報道された。その内容は、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)から「キリスト教の禁教と潜伏の時代に重点を置いて説明すべき」と指摘され、勧告の内容が「登録延期」となる見通しとのこと。

2015.11.5 出津教会堂登録延期は、世界遺産の価値は認めつつも、構成資産で価値が十分に証明出来ていないとする評価であるが、イコモスは教会群の世界遺産の価値は認めており、登録への道が閉ざされたわけではない。これまで本県は「遺産候補としての価値は高く、推薦書の熟度もある」と説明し、イコモスの現地調査でも好感触を得ていたにもかかわらず、世界的評価とは開きがあったと思われる。行政や議会、経済・観光団体や関係者らに大きな影響が懸念されるが、改めて指摘の内容を検証し、推薦書の改定に取り組む必要がある。

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