2015年12月23日(水)「長崎新聞政経懇話会」開かれる!

2015.12.17 長崎新聞政経懇話会② (2)長崎政経懇話会12月例会は、さる12月17日(木)12時から長崎新聞文化ホール・アストピア(茂里町)においてJTIC・SWISS代表で、内閣府などが認定する「観光カリスマ百選」の山田圭一郎氏を招き、「地域のための観光戦略~スイスに学ぶ再生のヒント~」と題した講演を聴講しましたので、一部概要を掲載する。冒頭、山田氏は講演で、地域振興・活性化の問題・課題は?「全て、エゴと利害関係」どれだけ良い仕組みや組織を立ち上げても、この2つの原因で何をやっても止まってしまう。まちに必要なビジネスとは?農林漁業?商業?企業誘致?まちの総事業でいくら稼ぐのか?住民が幸せになり、まちが豊かになることが必要であり、「稼ぐ力」を引きだすだけでなく、実行し、結果を出すこと。

2015.12.17 長崎新聞政経懇話会② (1)山田氏は、観光客がわざわざ訪れてでも消費したくなるような商品を、一級の地元産品でつくりあげる「地消地産」という考えを示し、地域経営に取り入れるよう提言した。スイス人がいかに自国製品に愛着を持ち、絶えず品質向上を図りながらブランド化に繋げ、国際競争力などの面で世界一の評価を得る背景になっている。また、風俗層を対象にした販売価格1千万円クラスの腕時計を例に「トップエンド・ハイエンド」を引き上げることで、手軽なプラッスチック製まで商品価値が向上する実例を紹介した。地元産品を都会の百貨店などで売る「地産外消す」は地域に対する経済効果が限定的で、観光を「地域の外貨獲得手段」と位置付け、地域でとれた一番いい野菜、魚を高く仕入れ、付加価値をつけた上で誘客すると2次効果、3次効果が高まるなど様々な話があった。

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