平成25年度から長崎市の「車みち整備事業」がスタートしました。整備対象個所は、斜面市街地にある市道で、この沿道等に5戸以上あることや用地の寄付を頂くことを基本に、整備の必要性が高い地区として「地震時等に著しく危険な密集市街地」、斜面市街地再生事業を実施している地区を中心に整備が進められています。平成26年度予算では、車みち整備事業費1億500万円が計上され、入船町8号線L=170m、西山7号線L=110m、小ヶ倉町17号線、西山西山本町1号線、片渕1号線ほか1線、出雲6号線、白鳥町油木1号線の整備が予定されています。
現在、密集市街地の斜面地である入船地区では、住民の居住環境の改善と防災性の向上を図るため、車が入ることのできない既存の市道を車が入る「車みち」として、入船が丘バス停付近入口から第1期工事(平成26年2月完成予定)の道路改良工事(110m)が進められていますが、若干工事は伸びている様です。全体計画は510m、幅員は3mとなっており、今回、第2期工事の予算が計上され、「車みち」の早期完成が待望されます。斜面市街地の住民にとっては、道路が完成することによって、救急車・消防車、ディサービスの介護車などが入ることが出来、生活環境の改善・利便性の向上に繋がるものと期待されます。