朝夕の冷え込みを感じ、長崎ではシャギリの音とともに「長崎くんち(国指定重要無形民俗文化財)」を迎える時期となりました。諏訪神社の秋季大祭「長崎くんち」は、6月の小屋入りから準備が進められ、昨日3日の「庭見せ」、4日の「人数揃い(にいぞろい)」といよいよ本番を迎えます。10月7日(月)から9日(水)までの3日間、7年に一度巡ってくる。今年の踊町は、桶屋町の「傘鉾・本踊」、船大工町の「傘鉾・川船」、丸山町の「傘鉾・本踊」、本石灰町の「傘鉾・御朱印船」、栄町の「傘鉾・阿蘭陀万歳」、万屋町の「傘鉾・鯨の潮吹き」です。
昨日3日の夕刻から、踊り町が本番で使う衣装や傘鉾(かさぼこ)、小道具・楽器などが飾られ、踊り町の出演者に送られたお祝品を並べて披露する「庭見せ」を見学しました。「庭見せ」に目を奪われるものは、衣装はもちろんではあるが、お祝品の軽く7㌔は超える鯛や伊勢海老、おおきなざくろ・柿・栗など飾られ、本格的な秋の訪れを感じました。万屋町の庭見せ会場周辺は、多くの見物客でにぎわい、鯨の潮吹き・傘鉾、船頭船が展示されていました。特に、吉宗(浜町)に展示されている、親船頭船と衣装の「庭見せ」に長い行列が出来ていました。