2013年5月9日(木)「函館市の現地調査」を行う!

長崎市議会環境経済委員会(副委員長班)は、5月8日(水)から10日(金)にかけて北海道函館市及び青森県八戸市を訪問し、「夜景グレードアップ計画」「水産振興」などについて現地調査を行いました。函館市は、北海道の南西部渡島半島の南端に位置し、安政6年(1859年)長崎市・横浜市とともに日本最初の国際貿易港として開港、早くから海外との交流が始まりいち早く外国文化に触れ、長い歴史と文化を有しほぼ長崎と状況が似ている街です。

函館市夜景グレードアップの説明を受ける函館市の現地調査は、昨年10月に長崎市の夜景が香港、モナコと共に「世界新三大夜景」に認定された事を機に、函館の「夜景景観向上」に向けた取り組みなどを学び、長崎夜景の魅力アップや交流人口拡大・宿泊客増大などに繋げようと現地を視察しました。市の総面積677.95平方㎞、人口は279,127人(平成22年国調)、世帯数126,180世帯、「海」を生かした街づくりを基本理念とし、「国際水産・海洋都市」の形成を図り、「国際観光都市」として更なる発展を目指しています。

函館山3合目付近からの夜景平成23年度函館市観光アンケートによれば、函館を選んだ理由のトップは「夜景(82%)」「グルメ(64%)」「歴史的建造物(62%)」と続き、メインは函館山からの夜景景観との事です。これまでの取り組みとして、平成元年のふるさと創生事業(国の交付金)を活用して、ライトアップ施設23箇所、観光街路灯104基を整備しライトアップ先進都市としての地位を確立、平成16年度「函館市夜景診断調査」を実施、現在ある魅力をさらに高める、新たな魅力の創造、新たな眺望地点の整備、夜景景観の保全等4つの提言を受け、平成18年度「夜景グレードアップ構想策定」し、世界一の夜景都市「函館」に注力しています。

函館山展望台からの夜景5月8日は、函館山のふもとに位置するホテルに宿泊、日本三大夜景(長崎、神戸・大阪、函館)と呼ばれる函館山にタクシーで登りました。山々には残雪が観えるなか函館山は底冷えしていましたが、山頂には平日にもかかわらず大型バスで多くの観光客らが訪れていました。函館山(334m)から観る夜景は、細くくびれた陸地(扇形の地)を生かした街路灯、ライトアップ施設、海岸線の光などオレンジと白の彩りの素晴らしい夜景を眺望できました。

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