行政視察3日目(20日)は、交通アクセスの関係から移動日となり、若干のスケジュールに余裕があったため、函館駅近くの「函館朝市」を視察、ズワイガニ・タバラガニ、イクラ・ウニ等が店先に陳列され、威勢のよい掛け声とともに販売されていました。観光客向けの海鮮食堂、海産物・農産物など同じ品物を販売しながら商売は成り立つのかなとちょっと心配した所です。当日は、ホテルで朝食をとってからの訪問であったため、新鮮な海鮮丼ぶりなど食べる事が出来ませんでしたが、今度機会ある時は是非食べて見たいと思いました。その後、蝦夷地の政治や外交、防衛の拠点の要として誕生した「五稜郭」、函館戦争で新政府軍の前に戦死した土方歳三を偲びながら五稜郭公園を散策しました。公園には、大正時代から植えられたソメイヨシノなど約1600本がありましたが、桜のみごろは5月3日前後とのこと、桜の開花時期は長崎より1ヶ月遅れとなるそうです。
長崎市議会総務委員会(副委員長班)は、4月18日(水)から20日(金)の2泊3日の行程で北海道札幌市・函館市の行政視察を行い、行政・議会、地域の伝統・歴史、地域の名物・観光名所など多岐にわたる現地調査で見聞を広めて来ました。現地を訪れ、自分の目で確認・自分の耳で聞く事、そして体験・経験することは「百聞は一見にしかず」のことわざの様に、人の話を何回も聞くより自分の目で確かめるほうがよく理解でき、貴重な経験をさせて頂きました。北の大地(北海道)は、広大な原野を有しながら、開拓時から京都の市街地を手本に碁盤の目のように土地が開発され、先人の知恵と努力の跡を感じる事が出来ました。4月中旬とはいえ、まだまだ山肌や市街地の空き地には残雪が残っており、肌寒さを感じた視察となりました。