今年のお盆(3日間)は、13日晴、14日・15日曇り雨のなか、空を見上げながらの初盆参り・お墓参り,精霊流しとなった。昨日(15日)は、福岡から帰省した孫娘たちを午後から送り出し、雲仙市の実家に車を走らせ母親の初盆参りに行った。16時前後に実家に到着したが、空模様はいつ雨が降ってもおかしくない状況のなか、すでに墓参りの準備を済ませ第一陣は出発していた。墓地を訪れるとあちらこちらに提灯が飾られ、先祖の霊と故人を偲んでいた。墓地の近くでは、甥の子ども達が爆竹・やび矢を鳴らし大いに楽しんでいた。墓地から眺める故郷は、時代の流れとともに世代交代や、生活道路・農道などの整備も進み集落の形も少しずつ変わって来ていた。
墓参りを済ませ帰宅後、親戚の皆と用意された料理を食し、実家の「精霊流し」に同行した。「精霊流し」は、甥がそれぞれ花火担当、精霊船は甥の子ども達(3歳児から小学6年生)が担ぎ、近くの海岸まで練り歩いた。県内各地では、初盆を迎えた親族らが盆提灯や造花などで飾られた精霊船に故人の霊を乗せて、極楽浄土へ送り出す長崎の伝統行事「精霊流し」が行われ、爆竹やかねの音がにぎやかになり響いていた。爆竹の音は、「魔界との関係を音によって断ち、大きな音で渇を入れこの世との未練を断たせる」と言われている。精霊流しには親族30名程が参加、甥・姪の子ども達が10名を超えていた。最近は実家へ帰るのも議員活動の関係で減っているが、いつの間にか親族が沢山増えていた。