長崎市議会は、さる2月14日に「議会運営委員会」を開催し、理事者から平成25年度当初予算の編成方針等の説明を受けましたので、主な内容について報告致します。当初予算の編成は、第4次総合計画に掲げた将来の都市像「個性輝く世界都市」「希望あふれる人間都市」を“つながりと創造”を基本姿勢のもとに実現していこうとするもので、全庁的に取り組んでいる11の重点プロジェクト（行政サテライト機能再編成、市庁舎建設、地域コミュニティのしくみづくり、長く元気で！、国際観光客誘致、長崎サミット、まちぶら、都市再生、出島表門橋架橋、しごと改革、地域振興）を積極的に進めるため、予算の重点配分が行なわれている。また、従来の取り組みでは解決できない課題に積極的に取り組む「創造」・「挑戦」事業を予算化し実証的に取り組まれます。併せて、厳しい経済情勢や雇用情勢を踏まえ、失業者の雇用機会を確保するための取り組み、地域経済の活性化や市民の居住環境の向上を図るため、25年度も住宅リフォーム緊急支援事業が実施されます。
24年度補正予算案では、国の予備費を活用し市立朝日小学校など7小中学校の耐震補強工事を前倒しして実施するため約5億1,930万円、生活保護費が見込みを上回ったことに伴い3億8,450万円など計上されています。25年度予算案では、長崎駅周辺地区の土地区画整理事業費（5億8,550万円）、グラバー園動く歩道整備費（2億6,170万円）、街路灯をLED街路灯に転換する整備費（1億5,600万円）、ながさき住みよ家リフォーム補助金（1億4,000万円）、市庁舎建設整備基金（10億835万円）の積み立て、中島川公園（出島対岸地区）整備事業費（11億5,200万円）、緊急雇用対策費（1億3,392万円）、小榊小学校整備事業費（1億6,200万円）、長崎がんばらんば国体長崎市実行委員会負担金（3億4,503万円）、新西工場建設事業費（3億7,000万円）等計上されています。新規事業は、車みち整備事業（2,000万円）を含め103件、拡大事業は企業誘致推進費（9,800万円）含め55件、廃止事業26件、縮小事業44件と見直され、収入増対策事業として公募型自動販売機設置なども取り組まれます。