長崎ペーロン選手権大会は、7月27日(日)長崎港内で選手たちの熱き戦いが繰り広げられた。一般対抗レースには、県外2チーム(相生市・熊本県苓北町)を含む16チームが出場し、松ヶ枝国際観光埠頭前から沖合までの往復1150m(往路630m、復路520m)のコースで行われ、ゴール手前まで膳チームほとんど差がない大接戦となったが、抜け出した野母崎が4分50秒84で4大会連続の8度目の優勝を決めた。3秒差で三重A(三重ペーロンクラブ)が準優勝、僅差で時津町が続いた。予選レースの上位2チームと敗者復活も上位チームが準決勝レースに進出した。地元の福田東部チームは、前年度よりタイムはアップしたものの、健闘およばず決勝進出はならなかった。
松が枝国際観光船ふ頭の会場は一日中ヒートアップした。炎天下の中、トップを目指して選手たちは熱き戦いを繰り広げ、観覧席からは大きな声援が届けられた。決勝レースは、前半は横一線の互角な戦いとなったが、ターンブイを回ったところで野母崎が抜け出し、激しく競り合うなかゴール直前に抜け出し、勝利を引き寄せた。早いところのチームは2月から練習に励み、チーム力強化に取り組んで来たという。福田東部のチームも、選手集めに苦労しながら今大会に臨み、連続出場を果たし、福田の伝統行事を継承しながら、次年度につながるレースを展開した。反省会(慰労会)は、18時から小浦町大山神社集会所で開かれ、選手・ペーロン保存会の関係者らが集い労をねぎらった。