2018年10月4日(木)長崎くんち「庭見せ」!

長崎ではシャギリの音とともに「長崎くんち(国指定重要無形民俗文化財)」を迎え、本番を前に10月3日「庭見せ」が行われた。諏訪神社の秋季大祭「長崎くんち」は、10月7日(日)から9日(火)の3日間、7年に一度巡ってくる踊町を中心に、6月の小屋入りから準備が進められて来た。今年の踊町は、小川町「傘鉾・唐子獅子踊り」、大黒町「傘鉾・唐人船」、椛島町「傘鉾・太鼓山(コッコデショ)」、出島町「傘鉾・阿蘭陀船」、本古川町「傘鉾・御座船」、東古川町「傘鉾・川船」、紺屋町「傘鉾・本踊」の7カ町となっている。夕方に大黒町・椛島町に足を運び、踊り町が本番で使う衣装や傘鉾(かさぼこ)、小道具・楽器、踊り町の出演者に送られたお祝品を並べて披露する「庭見せ」を見学した。

「庭見せ」に目を奪われるものは、衣装はもちろんではあるが、お祝品の鯛や伊勢海老、おおきなざくろ・柿・栗など飾られ、本格的な秋の訪れを感じた。太鼓山(コッコデショ)やお祝品が展示された椛島町の「庭見せ」、会場周辺は多くの見物客で賑わい長い行列が出来ていた。くんちを前に踊町周辺やまちなかには、見物客や観光客らが多数訪れる、おもてなしの心で伝統行事を堪能してもらいたい。また、長崎くんちの踊り町による人数揃い(にいぞろい)は、本日4日(木)13時からくんち7ヵ町の踊り町の皆様が、演し物(だしもの)の稽古が仕上がり、準備が整ったことを踊り町関係者に本番同様の衣装で披露されるが、台風25号の影響による雨が心配である。

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