2022年5月20日(金)「富良野市の新庁舎移転」!

北海道富良野市は、ほぼ北海道の中心にあり富良野盆地の中心都市で、市域の約7割を山林が占める自然環境にあり、現在、人口は約2万人、総面積は600.71㌔㎡、明治30年(1897)に入植したことから始まる。現在、2022年9月供用開始を目指し、現庁舎横に文化会館を一体化した複合施設が建設されている。現庁舎は、1969年に竣工して52年、現文化会館は1971年竣工して50年となる。共に老朽化しており耐震補強工事には多額の資金が必要なことから、庁舎と文化会館を一体化した複合施設を建設することになった。敷地面積約3807坪(1万2564・35㎡)のうち建築面積約968坪(3197・68㎡)を使って、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)の地上4階建て、延べ床面積は約2696坪(8889・96㎡)、建物の高さは21・170m。西側が1階から4階まで516席の大ホール、東側に市役所機能を持たせている。

1階中央には市民協働・交流スペースの「市民交流プラザ」(仮称)を吹き抜けで配置し、住民票や各種証明書発行の総合窓口を設ける。2階は市民が利用する窓口部門を集約、3階は市長室など、4階は議場など議会関連となっている。契約金額は45億2650万円。工期は20年10月19日から22年5月31日までの予定。今年10月は富良野を舞台にしたTVドラマ『北の国から』の放送開始40周年、このタイミングで富良野の市役所と文化会館が新しく生まれ変わろうとしている。新庁舎移転については、建設スケジュールに合わせ備品等の購入・廃棄、必要な文書管理、データー保存等庁内の会議で周知し、対応している。また、2年前から新庁舎のICT利活用について、スマートシティ戦略室を設置し、業務プロセス改革、ペーパーレス会議の導入、新たなシステムの導入・改修を行っている。視察時の説明はiPadにて受けた。

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