長崎県が長崎市中心部で進めているJR長崎線連続立体事業で、県とJR九州は松山町~尾上町(約2.5k)が来年3月28日に高架線路に切り替わると発表した。新長崎駅は在来線ホームと2022年度に暫定開業する九州新幹線長崎ルートのホームなどからなり、このうち在来線部分が先行して供用される。松山町~尾上町(約2.5k)区間の4踏切(幸町・宝町・柳川橋・竹岩橋)は廃止され、このうち浦上駅に近い柳川橋踏切では1日当たりの遮断時間が計4時間に上り、交通渋滞の原因となっている。踏切がなくなることで、交通渋滞の緩和や交通事故の危険性が緩和され、東西の市街地が一体化することが期待される。県が2009年度から取り組む同事業は、総事業費459億円、高架化後は2021年度までに現在の地上の線路を撤去し、高架線路周辺の道路が整備される。写真は12月19日、長崎新聞政経懇話会に参加した際、4階休憩所から撮影した。