委員会報告

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平成22年11月議会

文教経済委員会報告(要旨)

(条例等)
◆第112号議案「長崎まちなか龍馬館条例」

概要

坂本龍馬が活躍した幕末を中心とする本市の歴史及び文化に関する資料を広く市民の観覧に供し、もって市民の文化の向上及び観光の振興に資するため、長崎まちなか龍馬館を1年間の限定で設置しようとするもの。

審査結果

市直営とする必要性、実行委員会への貸付金は実行委員会とも協議し、処理方法を決定してほしいとの要望を付し、内容検討の結果、異議なく原案を可決。

施行日

施行日:平成23年4月1日から1年間

◆第129号議案「土地の取得について」

概要

いこいの里整備事業の用地として、四杖町、相川町、見崎町及び多以良町の土地を購入しようとするもの。(取得予定額、6億2,231万3,486円)

審査結果

土地開発公社の先行取得額と市の買い戻し額、同整備事業に係る合併特例債の措置分を除く本市の財政負担額について質すなど内容検討の結果、異議なく原案を可決。

◆第138号議案「平成22年度長崎市観光施設事業特別会計補正予算(第2号)」

概要

グラバー園収入のうち、当年度歳入として受け入れた前年度繰越金を一般会計へ繰り出し(425万8千円)、観光施設整備基金に積み立てるもの。

審査結果

市内全域の観光施設の整備を対象とした同基金を特定の観光施設へ重点的に活用することの可否、同基金を活用した事業計画について質すなど内容検討の結果、異議なく原案を可決。

(補正予算第3号)
◆第132号議案「平成22年度長崎市一般会計補正予算(第3号)」

文教経済委員会所管部分における審査の経過並びに結果報告、主な論点。

<農林水産業費>

・国・県支出金等返還金(長崎県合併支援特別交付金返還金)37万円

・琴海村松地区に接する大村湾の漁場環境を改善し、漁場生産能力を回復させるために行う海底浄化推進事業費補助金(25万円)

論点

同事業のこれまでの実績、事業実施に伴う漁獲量への効果について質すなど内容を検討。

<商工費>

・「龍馬観光」の定着を図るため、長崎まちなか龍馬館を直営に切り替えて継続する、さるく観光の一層の推進と観光インフォメーション機能の充実を図るための長崎まちなか龍馬館運営費(946万円)
・「やすらぎ伊王島」の更なる利用促進と利便性向上を図るため、送迎用のバスを購入するためのやすらぎ伊王島送迎バス購入費(1,400万円)
伊王島ふれあい広場運営費(435万6千円)
伊王島観光推進事業費(1,240万6千円)

論点

長崎まちなか龍馬館運営費は、市直営とした場合の入館者数の目標設定値と収支見込み、外国人観光客の入館者増に向けたPR方法について質すなど内容を検討。伊王島送迎バス購入費は、指定管理者が算出した架橋後の観光客数の試算の検証とバス購入に伴う費用対効果について質すなど内容を検討。

審査結果

長崎まちなか龍馬館運営費については、建物賃借料の坪単価が市の直営となる時期に値上げとなることは認められない。やすらぎ伊王島送迎バス購入費については、伊王島大橋架橋後の交通状況やコミュニティーバス「らんらん」の一部転用等を勘案して購入の判断をすべきであること等を主な論拠とする反対意見が出された。一方長崎まちなか龍馬館運営費については、入館者の目標値を高く設定し、「龍馬観光」が本市の観光力アップにつながるように努めてほしい。やすらぎ伊王島送迎バス購入費については、利用者の利便性や島内交通の混雑緩和に寄与することから利用者が一人でもふえるようPRに努めてほしい。伊王島大橋架橋後は、交通量の増加に伴い、交通事故の発生も懸念されることから、島内の交通安全対策については、全庁的に取り組んでほしいなどの要望を付した賛成意見が出され、採決の結果、賛成多数で原案を可決。

(所管事項調査)

・し尿収集における合理化事業計画(案)について
・長崎市合理化事業計画(案)
・地球温暖化対策(市民運動の推進)について
・長与町としてのし尿等処理業務委託期間の延長について
・バイオラボ㈱の破産手続きの結果について
・長崎市アジア・国際観光戦略(素案)について(中間報告)
・第2次長崎市水産振興計画(素案)について
・長崎・佐世保・雲仙ゆめ市場キトラスの状況について
・長崎市立中学校教職員の体罰事案について
・学校給食用の一部提供中止について

(自主的な調査)

・長崎都市経営戦略推進プロジェクトについて(意見交換)

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