2019年10月30日(水)「クルーズ船ダブル寄港」!

9月議会において「長崎港の港を生かしたまちづくりについて」一般質問を行い、それに関係する松が枝国際観光船埠頭2バース化への取り組み、クルーズ船増加対策について一部概要を掲載する。2バース化は、平成26年7月国の交通政策審議会での承認後から、港湾管理者である長崎県により事業への協力が必要となる地権者に対して、計画の概要等の説明を行っている。平成29年度から県と合同で取り組んでいる、整備される岸壁背後地の整備構想の策定の中においても、地権者や関係者の皆様に現状説明や、今後の土地利用に対する意向調査などを行い、背後地整備への理解を深めてきた。長崎市はこれまで関係団体と連携し国などに対し要望活動を続け、今年度の国土交通省予算に2バース化に向けた事業化検証調査費が計上された。松が枝国際観光船埠頭の2バース化は、将来の長崎市にとって地域経済の活性化に大きく寄与できるものである。

平成28年2月29日の一般質問では、2バース化に向けた整備計画の中で、地権者、整備区域の民間企業及び港湾関係者等への対話活動を要請、まちづくり計画は長崎市が担うものであり、事業化に向けた動きなどの情報提供や、説明をしっかり対応することを要請した。2バース化の課題は、国から①出島・松ケ枝岸壁の有効活用を図ること既存施設の有効活用(ダブル寄港)、②港内航行の安全確保等が求められていた。既存施設の有効活用について、県はクルーズ船増加対策として、水辺の森公園出島岸壁にクルーズ船停泊回数を増やす方針を示している。出島岸壁には、7万トン級のクルーズ船が係留できるようになったが、ここ数年の寄港実績を調べてみると、平成27年は4回、平成28年は8回、平成29年は9回、平成30年は8回、令和元年は9回の寄港が予定されている。出島岸壁に係留できない課題(出入国検査、船内検査、ターミナルが遠い等)を検証し改善を図り、地域経済の活性化、消費拡大に繋げてほしいことを強く求めた。

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